
健康を守る水の飲み方について
皆様は1日にどれくらい水を飲みますか?
実は、私たちの体は約60%は水分でできており、
水が不足すると健康にさまざまな影響が出ることがあります。
そこで今回は、健康を守る水の飲み方についてご紹介します。
【目次】
1.体と水の関係
2.脱水が招く健康リスクとは?
3.健康を守る正しい水分補給のコツ
4.まとめ
1.体と水の関係
人間の体の約60%は水分です。
例えば、体重60kgの成人男性の場合、約36kgが水分となります。
体の中の水分が不足すると…
・5%不足 → 脱水症状や熱中症などの症状が出る。
・10%不足 → 筋肉の痙攣、循環不全などがが起こる。
・20%不足 → 命に係わる危険も。
「たったそれだけで?!」と思うかもしれませんが、
水分は人間の体にとって非常に重要な役割を果たしています。
2.脱水が招く健康リスクとは?
少しの水分不足が大きな健康被害につながることがあります。
尿や汗で失われる水分に見合う適量の水分を摂取できれば、
血漿浸透圧(※1)は一定に保たれますが、
水分が摂取不足になると血漿浸透圧が上昇し、のどが渇き、尿が凝縮されます。
水分の摂取量不足は、健康障害や重大な事故の大きなリスクの一つです。
脱水が関わる主な健康障害は次の通りです。
熱中症
発汗によって血液中の水分が減少すると、
生体内では細胞外液と内液の移動によって
循環機能に支障を来さないような体液を維持するような調整が行われます。
しかし、水分補給を行わないと、脱水による血液の濃縮のために循環不全を起こし、
酸素や栄養素の運搬あるいは体温調節にも重篤な障害を起こして、熱中症を引き起こすことがあります。
生体内では細胞外液と内液の移動によって
循環機能に支障を来さないような体液を維持するような調整が行われます。
しかし、水分補給を行わないと、脱水による血液の濃縮のために循環不全を起こし、
酸素や栄養素の運搬あるいは体温調節にも重篤な障害を起こして、熱中症を引き起こすことがあります。
脳梗塞
脳梗塞とは、脳血管が閉塞又は狭窄し、脳虚血を来たし、
脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になる疾患を言います。
発症時間で最も多いのが夜間から早朝にかけてです。
これは、就寝中には水分をとらないために脱水傾向になることと関わっているとされています。また、年間を通じては夏と冬に多く、夏は脱水、冬は体を動かさなくなることが発症と関わっているとされています。
脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になる疾患を言います。
発症時間で最も多いのが夜間から早朝にかけてです。
これは、就寝中には水分をとらないために脱水傾向になることと関わっているとされています。また、年間を通じては夏と冬に多く、夏は脱水、冬は体を動かさなくなることが発症と関わっているとされています。
心筋梗塞
心筋梗塞とは、虚血性心疾患のうちの一つで、
冠動脈の血流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死、または壊死に近い状態になる疾患です。
動脈硬化病変を基盤として脱水状態になった場合には、閉塞性血栓が発生し、
心筋梗塞に至る場合があります。
冠動脈の血流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死、または壊死に近い状態になる疾患です。
動脈硬化病変を基盤として脱水状態になった場合には、閉塞性血栓が発生し、
心筋梗塞に至る場合があります。
また、いわゆるエコノミー症候群(深部静脈血栓)等の予防のためにも、水分補給は重要です。
※1:血液の中の水分と溶けている成分とのバランスを示す圧力のこと。
3.健康を守る正しい水分補給のコツ
脱水を防ぐためにも必要な水分量はどれくらいでしょうか?
一般的には、1日に約2.5Lの水が必要とされています。
このうちの内訳は以下のとおりです。
食事から摂る水分 | 約1.0L |
飲料(水・お茶など)から摂る水分 | 約1.2L |
体内で作られる水 | 約0.3L |
合計 | 約2.5L |
そのため、飲み物としては1日約1.2Lを目安に、こまめに水分補給することが推奨されています。
のどの渇きは脱水が始まっている証拠であり、
渇きを感じてから水を飲むのではなく、渇きを感じる前に水分を摂ることが大事です。
水分が不足しやすいタイミングは、
・就寝の前後
・スポーツの前後・途中
・入浴の前後
・飲酒中あるいはその後
また、枕元に水分をおいて就寝することも重要です。
水分の摂取量は多くの方では不足気味なので、
平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、1日に必要な水の量をほぼ確保できます。
注意点としては、
・砂糖や塩分などの濃度が高いと吸収までの時間が長くなること。
・アルコールや多量のカフェインを含む飲料は利尿作用があり、水分補給としては適さないこと。
(例えば、アルコールには利尿作用があるため摂った量以上の水分を排出することがあります。)
なお、腎臓、心臓等の疾患の治療中の方など医師に水分の摂取について指示されている場合は、
医師の指示に従っていだければと思います。
4.まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
水分補給は意識しないと不足しがちです。
最近はメモリ付きの水筒もあり、自分がどれくらい水を飲んだかがわかりやすくなっています。
また、水筒に時間を書いておくと飲み忘れ防止にもなります。
特に、夏は汗をかく機会が多く、水分がより多く失われます。
これからの季節は、いつも以上に「水分補給は早めに こまめに!」を意識することが大切です。
ぜひ今日から意識して、水を飲む習慣を始めてみませんか?(*^^*)
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