気象について
皆様、6月1日が何の日かご存じでしょうか?6月1日は「気象記念日」です。気象記念日は、明治8(1875)年6月1日に東京で気象と地震の観測が開始されたことから、昭和17年に制定されました。
私たちが生活していくうえで、欠かせない情報の「気象」。今回は、知っているようで意外と知らない気象についての豆知識や知っておきたい情報をご紹介いたします。
【目次】
1.意外と知らない天気予報の用語
2.観天望気(かんてんぼうき)とは?
3.自分の命を守るために
4.まとめ
1.意外と知らない天気予報の用語
毎日テレビやスマートホンなどで、天気予報をチェックされる方は多いと思います。では、その天気予報で使われる用語の意味をご存じでしょうか?普段何気なく聞いている言葉でも、その意味を知ることで天気予報がより一層役立つものになるかもしれません。
〇快晴:全雲量が1以下の状態。
〇晴れ:全雲量が2以上8以下の状態。
〇曇り:全雲量が9以上であって、見かけ上、中・下層の雲が上層の雲より多く、降水現象がない状態。
〇霧雨:微小な雨滴(直径0.5mm未満)による弱い雨。
〇ひょう:積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊。
〇大雨:災害が発生するおそれのある雨。
〇小雨:数時間続いても雨量が1mmに達しないくらいの雨。
〇冬日:日最低気温が0度未満の日。
〇真冬日:日最高気温が0度未満の日。
〇氷点下:気温0度以下。
〇夏日:日最高気温が25度以上の日。
〇真夏日:日最高気温が30度以上の日。
〇猛暑日:日最高気温が35度以上の日。
〇むし暑い:風が弱く、湿度が高くて暑いこと。
また、天気予報では「よい天気(好天)」「悪い天気(悪天)」「不安定な天気」などは、使用を控える用語となっています。なぜなら天気予報で用いられる用語には、①明確さ、②平易さ、③聞き取りやすさ、④時代への適応が求められるからです。沢山の方が見たり聞いたりする天気予報のため、どんな方にもわかりやすく確実に伝わる言葉である必要があるのです。
気象庁ホームページ
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/mokuji.html
2.観天望気(かんてんぼうき)とは?
観天望気(かんてんぼうき)とは、空の状況を観察して、天気を経験的に予測することです。「夕焼けは晴れ」「ツバメが低く飛んでいると雨」などは、聞いたことがあるのではないでしょうか?近年では天気予報の精度が上がり、1週間先の天気でも調べればすぐにわかります。しかし、気象についての研究やインターネットの導入が進む以前は、その土地に住む方が空を見て、自分で天気を予想していました。その例をご紹介いたします。
〇うろこ雲が出たら3日のうちに雨又は風
〇山に笠雲がかかれば雨、風の前兆
〇北風が南風に変わると雨
〇煙が真上に昇ると天気が良く横になびくと雨
〇髪がしっとりすると雨
〇夕焼は一般に好天気、朝焼けは反対
〇朝虹は雨、夕虹は晴れの前兆
〇月が赤いと天気が変わる
〇嵐の前の静けさ
高松海上保安部ホームページ
https://www.kaiho.mlit.go.jp/06kanku/takamatsu/d_safety_navigation/d_16_kotowaza/d_16.html
3.自分の命を守るために
令和3年5月に避難情報に関するガイドラインの改定がございました。下の図は、避難情報に関するガイドラインに基づき、気象庁において作成したものです。
避難勧告は廃止され、警戒レベル4の「避難指示」までに必ず避難が必要となりました。いざという時に自分の身を守るのは自分ですので、この機会に防災気象情報を再確認して頂ければと思います。
気象庁ホームページ
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/alertlevel.html
4.まとめ
今後の生活に役立ちそうな情報はございましたでしょうか?これから梅雨の時期になり、湿度が高く過ごしづらい環境が続くと思います。そして、夏は熱中症、冬は乾燥への注意も必要です。気象状況を確認し、エアコンや扇風機、除湿・加湿器などを上手く使いながら、毎日をお過ごしください。
また、自分の身を守るために、改めてご自宅の備蓄やご家族との集合場所・連絡方法を見直していただければと思います。
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