2024/08/30_緊急地震速報について

緊急地震速報について

 

地震大国である日本では、これまでも多くの地震を経験してきました。
最近も相次ぐ地震で、皆様もよく耳にする緊急地震速報。
緊急地震速報はいつ、どこで起きるかわからない地震の発生について
皆様が身を守れる行動がとれるように、できるだけ早く情報を伝える役割を担っています。
そこで今回は、緊急地震速報についてご紹介いたします。


【目次】

1.緊急地震速報とは
2.緊急地震速報の特徴
3.緊急地震速報を聞いた時
4.まとめ


 

1.緊急地震速報とは

緊急地震速報とは、地震が発生してから、その揺れを探知・解析して、強い揺れがくることを事前に知らせる警報です。

最大深度5弱以上の揺れが予想されるときに、震度4以上の揺れが予想される地域に対して各地方自治体に設置してある防災行政無線や、
テレビやラジオのほか、携帯電話(スマートフォンを含む)などで気象庁から発表されます。
また、令和5年2月1日からは、長周期地震動階級3以上を予想した場合にも発表されます。

地震が発生すると、揺れが波(地震波)となって地中を伝わっていきます。
地震波は主に、速いスピード(秒速約7km/s)で伝わる『P波』と
それよりもスピードは遅い(秒速約4km/s)が、揺れは強い『S波』の2種類があります。
気象庁では、震源付近でP波を検知した地震計から送られてきたデータを解析し、震源や地震の規模・予測される揺れの強さを計算します。
この計算した地震の規模や予測震度等が発表基準に達した場合には、
S波が伝わってくる前にそれぞれの基準に応じて緊急地震速報の警報と予報を発表します。

2.緊急地震速報の特徴

地震の解析や伝達には、一定の時間(数秒程度)がかかるため、
内陸の浅い場所で地震が発生した場合などでは
震源に近い場所への緊急地震速報の提供が強い揺れの到達までに原理的に間に合いません。
緊急地震速報を発表しても、強い揺れが到達するまでの時間は、数秒から長くても数十秒程度と極めて短い時間です。

また、観測は少ない観測点で短時間の観測データから地震の規模や震源を推定し、
各地の震度等を予想するため、精度が十分ではない場合があります。
そのため、予想には大きな誤差が発生することもあるのでご注意ください。

3.緊急地震速報を聞いた時

緊急地震速報が間に合わない場合や、発表されてから地震の強い揺れが来るまでは、
長くても十数秒から数十秒という短い時間しかないため自分の身を守るための行動が必要です。


  屋内では  

・頭を保護しながら大きな家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れる。
・慌てて外に飛び出さない。
・火を使っている場合、その場で火を消せるときは火の始末、火元から離れているときは無理に火を消しに行かない。
・扉を開けて避難路を確保する。





  屋外では  

・ブロック塀の倒壊などに注意し、これらのそばから離れる。
・看板や割れた窓ガラスなどの落下に注意し、これらのそばから離れる。





  鉄道・バスでは  

・つり革や手すりにしっかりつかまる。





  車の運転中では  

・急ブレーキはかけずに緩やかに速度を落とす。
・ハザードランプを点灯して周りの車に注意を促し、道路の左側に停止する。

4.まとめ

今回の記事はいかがでしたでしょうか?
特に最近は地震が起こっていて、心配な日が続きます。
緊急地震速報が鳴ってからの対策も必要ですが、日頃の備えも大切です。
今回の記事で緊急地震速報について少しでも知識が深まり、皆様の今後のお役に立てれば幸いです。

この記事が少しでも「役に立った!」「面白かった!」「興味深かった!」という方は、記事の上部・下部にある『いいねボタン』のクリックをお願いいたします。
今後の記事作成の励みになるとともに、オーナー様の興味のある記事はどんな記事なのか参考にさせていただきます。

 

出典:気象庁(https://www.data.jma.go.jp/svd/eew/data/nc/index.html
政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201410/4.html



オーナー様専用サイトに関するお問い合わせ

オーナーサポート部
フリーダイヤル:0120-336-269(平日 9:00~18:00)
メールアドレス:os@skyc.jp