食品備蓄について
皆様は、災害時に備えて食品の備蓄はされていますか?
日本は自然災害が多く、最近も地震が頻繁に起きているため、
災害時に備えるための事前準備の大切さをより実感しています。
災害時の備えは色々な種類がありますが、
今回は、食品の備蓄についてご紹介いたします。
【目次】
1.食品備蓄とは
2.災害時の食生活の注意点
3.水の備え
4.ローリングストック
5.まとめ
1.食品備蓄とは
大きな災害が発生した場合、過去の例によれば、災害発生からライフラインの復旧まで1週間以上かかるケースが多く見られます。
そして物流機能が停止した場合、災害支援物資が届かないことや、スーパーやコンビニの店頭で食品が手に入りにくくなることが考えられます。
また、電気・水道・ガスなどのライフラインが停止した場合、日常生活とはかけ離れた環境で生活しなければなりません。
日常生活とかけ離れた事態が起こったとしても、いつもと変わらない、温かく、栄養バランスのとれた食事があれば、
心と体が満たされ、前向きな思考と元気に活動するためのエネルギーが湧いてきます。
家庭での食品備蓄を非日常のものと考えるのではなく、
日常の一部として普段から無理なく取り入れていき、必要な備えを進めていきましょう。
2.災害時の食生活の注意点
災害直後は、炭水化物の食事ばかりになりがちです。
エネルギー源となる炭水化物はとても重要ですが、栄養バランスを考慮しないと、便秘・口内炎などの体調不良や病気になる可能性があります。
そこで、おすすめの備蓄品についてご紹介いたします。
・ツナ・サバ・イワシ・サンマなど魚介の缶詰
・コンビーフ・牛肉の大和煮・焼き鳥などの肉類の缶詰
・豆などの缶詰
・レトルト食品(丼やカレー、パスタソース等)
・充填豆腐 ・フリーズドライソース類(丼やカレー、その他のソース)
・乾物(かつお節、桜エビ、煮干し等)
・梅干し、漬物、日持ちする野菜類
・野菜の缶詰(ホール、野菜ジュース)
・乾物(のり、ひじき、切干大根、わかめなど)
・インスタントみそ汁、即席スープ等(粉末、フリーズドライ等)
・精米、無洗米、パックご飯等
・小麦粉、米粉、餅
・乾麺、即席麺、カップ麺(そうめん、うどん、そば、パスタ)
・缶詰パン、乾パン
・日持ちする果物
・果物の缶詰
・果物ジュース
・ドライフルーツ
・アメ、氷糖、ようかん、チョコレート、ビスケット、せんべい、スナック等
・塩、みそ、しょうゆ、酢、砂糖、食用油、ケチャップ、マヨネーズ、バター等
また、上記以外にもビタミン・ミネラル・食物繊維をとるために、じゃがいも・たまねぎ・かぼちゃなどの日持ちする野菜も常備しておくこともおすすめです。
3.水の備え
水は生命の維持に欠かせない必需品になります。
飲料水と調理用水として、1人1日おおよそ3L程度必要と言われています。
※湯せん、食品や食器を洗ったりする水は別途必要。
日常的に飲んで買い足しておくと災害時も安心です。
4.ローリングストック
皆様、「ローリングストック」をご存知でしょうか?
ローリングストックとは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、
消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法になります。
ローリングストックをしていないと、災害が起きた後に急遽購入をしに行かなくてはいけなくなったり、必要な時に一度に大量に購入しなくてはいけなくなります。
災害は突然起こることがほとんどなので、日常的に買い置きしておくことで、災害時の負担を減らすこともできます。
備蓄のコツは、3つです。
- まずは、普段食べている食材を多めに買って、備える
- 普段の食事で食べる
- 食べたら買い足して、補充する
このように、【蓄える → 食べる → 補充する】を繰り返しながら、一定量の食品が備蓄されている状態を保つことをローリングストックと呼ばれています。
5.まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
備蓄と聞くと、何から始めたらいいのかわからなくて難しいという方もいらっしゃると思います。
日々コツコツと備蓄していくことで気軽に食品の備蓄をし、万が一の時の備えをしていただければ幸いです。
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出典:農林水産省ホームページ(https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html)
出典:政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202103/2.html)
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