2024/09/13_台風・大雨対策について

台風・大雨対策について

 

日本では毎年のように、台風や大雨などによる洪水や土砂災害、高潮などが発生し、多くの被害がでています。
7月から10月にかけては日本に接近・上陸する台風が多くなる時期です。

日頃から台風・大雨に備えておくとともに、防災気象情報を利用して、いざという時に適切な行動がとれるように心構えをしておきましょう。

今回は、台風・大雨対策についてご紹介いたします。


【目次】

1.すぐにできる台風・大雨対策
2.防災気象情報
3.警戒レベル
4.キキクル
5.まとめ


 

1.すぐにできる台風・大雨対策

自然災害による被害を防ぐには、普段からの備えや避難場所の事前確認が重要です。
自宅ですぐにできる、台風・大雨の対策を紹介します。

室内の対策

・非常用具を確認しましょう。
 懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池式)、救急用品など

・室内からの安全対策をしましょう。
 窓ガラスに飛散防止フィルムやテープなどを貼ったり、カーテンやブラインドを下ろすなど

・水の確保をしましょう。
 断水に備えて飲料水を確保したり、浴槽に水を張って生活用水を確保するなど

・非常用食品を準備しましょう。
 乾パンやクラッカー、レトルト食品、缶詰など

屋外の対策

・窓や雨戸はしっかりと鍵をかけ、必要に応じて補強しましょう。

・側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておきましょう。

・風で飛ばされそうな物は飛ばないように固定したり、屋内へ格納しましょう。

避難場所の確認

・学校や公民館など、避難場所として指定されている場所への避難経路を確認しましょう。

・日頃から家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておきましょう。

・避難するときは、持ち物を最小限にして、両手が使えるようにしましょう。

2.防災気象情報

国や都道府県等は様々な防災気象情報を段階的に発表し、大雨や暴風等とそれにより引き起こされる災害への警戒を呼びかけています。

 

防災気象情報の役割

防災気象状況には、市町村等の「行動指南型」の避難情報の発令判断を支援する役割と、「状況情報」としての、住民が避難行動をとる前の段階の「マインド作り」「危機意識醸成」という役割があります。

避難行動をとるための情報として、自治体の避難情報と気象庁等の防災気象情報の組み合わせが重要となっています。

 

 

防災気象情報の種類

台風・大雨時は以下のような防災気象情報をご活用ください。

・台風情報

・気象警報・注意報

・キキクル(大雨・洪水警報の危険度分布)

・気象情報

・記録的短時間大雨情報

・土砂災害警戒情報

・指定河川洪水予報

・解析雨量

・今後の雨(降水短時間予報)

・ナウキャスト(雨雲の動き・雷・竜巻)

※キキクルの活用方法は4で詳しく紹介いたします。

3.警戒レベル

 

警戒レベルとは災害発生の危険度と、とるべき避難行動を、住民が直感的に理解するための情報です。

自治体や気象庁等から発表される防災情報を用いて住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう、5段階の警戒レベルを明記して防災情報が提供されることとなっています。

令和3年5月20日の災害対策基本法の改正まで、警戒レベル4は、「避難勧告」と「避難指示」の2つの情報で避難が呼びかけられていましたが、法改正に伴い「避難勧告」は廃止となり、「避難指示」に一本化されました。

また、警戒レベル5は、「災害発生情報」から「緊急安全確保」に変更され、直ちに安全な場所で命を守る行動をとるよう呼びかけが行われます。ただし、警戒レベル5は既に災害が発生・切迫しており命の危険がある状態であるとともに、必ず発令される情報ではないことから、警戒レベル5を待つことなく、警戒レベル4までに避難することが必要です。

4.キキクル

キキクルとは?

「キキクル」とは「危険度分布」の愛称で、気象庁が提供する大雨による災害発生の危険度の高まりを地図上で確認できるもので、10分ごとに更新されます。

キキクル(危険度分布)では、土砂災害、浸水害、洪水災害の危険度を5段階で色分けしており、危険度は  黄   赤  紫  黒 の順に高くなります。

 

 

キキクルの活用方法

インターネットで「キキクル」と検索すると、簡単にアクセスが可能です。

 

 

プッシュ型通知サービス

速やかに避難が必要とされる警戒レベル4に相当する「危険(紫)」などへの危険度の高まりをプッシュ型で通知するサービスを、気象庁の協力のもとで、民間事業者が実施しています。

この通知サービスでは、ユーザーが登録した地域の危険度が上昇したとき等に、メールやスマホアプリでお知らせします。
登録して、キキクルからの通知を受け取りましょう。

5.まとめ

今回は台風・大雨対策について紹介いたしました。

大雨や台風は、地震災害のように突然襲ってくるものではなく、いつ、どこで、どのくらいの規模のものがやってくるのか、ある程度予測することができます。皆さんが早めの防災対策を立てられるよう、気象庁は大雨や台風などに関する防災気象情報を随時提供しています。
被害を未然に防ぐために正しい知識を身につけ災害に備えましょう。

 

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〈参考文献〉

気象庁ホームページ
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/index.html

佐賀地方気象台ホームページ
https://www.jma-net.go.jp/saga/shosai/hukyu_keihatu/kikikuru/

東京消防庁ホームページ
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/bou_topic/flood/index.html
内閣府ホームページ
https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/

 


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