正しい洗濯の仕方について
日々の暮らしに欠かせない“洗濯”。
何気なく行っている家事ですが、実は「洗濯表示」や「洗い方」を正しく理解していないと、
衣類の傷みや色落ち、さらには洗濯機の詰まりや排水トラブルにつながることもあります。
タグに書かれた記号を見て洗い方を選ぶことで、衣類を長持ちさせるだけでなく、
住まい全体を清潔に保つことにもつながります。
そこで今回は、正しい洗濯の仕方についてご紹介します。
【目次】
1.洗濯表示法の改正-何が変わったの?
2.表示マークの基本5分類を覚えよう!
3.洗濯クイズ-正しい洗濯をするために
4.まとめ
1.洗濯表示法の改正-何が変わったの?
従来、日本独自の洗濯マークが使われていましたが、改正により国際規格に準拠した記号体系へ統一されました。
これにより、国内外で販売される衣類が同じ基準で取り扱えるようになり、海外製品や輸入品も迷わず洗えるようになります。
また繊維製品の取り扱いによるきめ細かい情報が提供されるようになり、洗濯によって衣類等が縮む、または色落ちするなどの洗濯トラブルの減少が期待できます。
また、これまで「日本語での説明」や「補足文」が多く見られたのに対し、新制度では記号の意味がより細かく、一目で理解できる形に進化しました。
この制度変更により、家庭での洗濯ミス(縮み・色落ち・乾燥機不可製品の破損など)の防止が期待されています。
2.表示マークの基本5分類を覚えよう!

①家庭洗濯
家庭で、洗濯機や手洗いで洗えるかどうかを示します。
数字:洗濯可能な上限温度
下線:「弱水流(デリケート洗い)」を推奨
= :さらに弱い洗濯機での洗い方を推奨
②漂白
漂白剤の使用可否を表します。
酸素系漂白剤、塩素系漂白剤の使用可
酸素系漂白剤のみ使用可
漂白剤全般使用不可
③乾燥
自然乾燥・タンブル乾燥(乾燥機)・陰干しなどを示します。
乾燥機使用可(・の数で温度指定。・・=ヒーターを強などに設定。・=ヒーターを弱などに設定)
自然乾燥方法。つり干しをします。
自然乾燥方法。平干しをします。
タンブル乾燥機使用禁止
④アイロン
アイロンがけの可否や温度の上限を示します。
高温(210℃まで)
中温(160℃まで)
低温(120℃まで)
アイロン禁止
⑤クリーニング
ドライクリーニングやウェットクリーニング(専門業者処理)の可否を示します。
ドライクリーニング可(溶剤種類を示す)
ウェットクリーニング可(クリーニング店が特殊な技術で行うプロの水洗いと仕上げによる洗濯)
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ドライクリーニング・ウエットクリーニング不可
3.洗濯クイズ-正しい洗濯をするために-
A. 40℃のお湯で洗う必要がある
B. 40℃を超えない温度で洗うことができる 
C. 40℃以下では洗えない
洗濯桶マークの数字は「上限温度」を示します。
つまり「40℃以下で洗える」という意味です。高温で洗うと縮みや変形の原因に。
A. 210℃
B. 160℃ 
C. 120℃
記号内の「・」の数はアイロンの底面温度の上限を表します。
「・」が2つの時は、「160℃」までを上限とします。
「・」は増えると温度が高くなるので、「点灯」と考えると覚えやすいです。
4.まとめ
衣類を長く大切に使い、住まいを清潔に保つための大切な習慣です。
ぜひこの機会に、洗濯表示をチェックしながら、正しい洗濯の基本を見直してみましょう。

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