マンションの遮音性能~サッシ編~
防音力の高いマンションとは「壁」「床」「窓」の3つの防音性が高いマンションと言われています。今回の記事では、「窓」サッシの遮音性能をご紹介いたします。
【目次】
1.サッシとは
2.騒音値の基準と目安
3.騒音環境と各等級のサッシの防音効果
4. まとめ
1. サッシとは
窓のサッシと聞いてもどこの部分を指しているのかピンとこないかもしれません。窓を大きくパーツに分けるとガラス部分と窓枠に分けることができます。サッシとは、「ガラス窓に使う、金属製の窓枠」のことで、基本的には、ガラス以外の部分を指します。
2.騒音値の基準と目安
騒音値や音の大きさはデシベル(db)という単位で示されます。騒音調査会社が音の目安表を作っていますので、ご紹介いたします。
出典:日本騒音調査(https://www.skklab.com/standard_value)
3. 騒音環境と各等級のサッシの遮音性能
JIS規格で規定されたサッシの遮音性能(防音性能)を示す数値で、T1、T2、T3、T4の等級があります。
等級 | T1 | T2 | T3 | T4 |
500Hz以上の遮音性能 | 25db以上 | 30db以上 | 35db以上 | 40db以上 |
実際にサッシによってどのくらい騒音を遮ることができるのか下記図でわかりやすくご紹介します。目の前が大きな道路に面している場合で、騒音環境が70db(かなりうるさい)だとT2のサッシであれば40db(図書館や市内の深夜の音の大きさ)まで遮ることができます。
参考:日本サッシ協会(https://www.jsma.or.jp/Portals/0/images/sash_pro/pdf/030_JIS_soundenvironment(1207).pdf)
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