マイナンバーカードについて
1枚で本人確認ができ、コンビニエンスストアでは公的証明書の取得も可能なマイナンバーカード。以前の記事では、不動産のオーナー様に関連するマイナンバーの提供についてご紹介しましたが、今回はマイナンバー制度そのものやマイナンバーカードの利用についてご紹介いたします。
【目次】
1.マイナンバー制度について
2.証明書等のコンビニ交付
3.健康保険証利用
4.不動産のオーナー様に関連するマイナンバーの提供
5.まとめ
1.マイナンバー制度について
マイナンバー(個人番号)とは
マイナンバーとは行政を効率化し国民の利便性を高め公平公正な社会を実現する社会基盤です。住民票を有する全ての方に1人1つの番号が知らされ、行政の効率化、国民の利便性を高める制度です。
【1.公平・公正な社会の実現】
所得や他の行政サービスの受給状態を把握しやすくなるため、負担を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止するとともに、本当に困った方にきめ細やかな支援を行うことができます。
【2.国民の利便性の向上】
添付書類の削減など、行政手続きが簡素化され、国民の負担が軽減されます。行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関からの様々なサービスのお知らせを受け取ったりできます。
【3.行政の効率化】
行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力などに要している時間や労力が大幅に削減されます。複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が削減されます。
マイナンバーカードとは
マイナンバーカードとは、マイナンバーが記載された顔写真付のカードのことです。マイナンバーカードは、プラスチック製のICチップ付きカードで券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバーと本人の顔写真等が表示されます。
本人確認のための身分証明書として利用できるほか、自治体サービス、e-Tax等の電子証明書を利用した電子申請等、様々なサービスにも利用可能です。
【マイナンバーカードでできること】
1.個人番号を証明できる
2.1枚で本人確認ができる
3.証券口座開設など民間のオンラインサービスで使える
4.コンビニで住民票の写しなどの公的な証明書を取得できる
5.健康保険証として利用できる
申請・受取の流れ
詳細な申請・受取方法については、マイナンバー総合サイトをご確認ください。
マイナンバー総合サイト:https://www.kojinbango-card.go.jp/apprec/
2.証明書等のコンビニ交付
コンビニ交付は、マイナンバーカード(又は住民基本台帳カード)又はスマホ用電子証明書を搭載済みのスマートフォンを利用して市区町村が発行する証明書(住民票の写し、印鑑登録証明書等)が全国のコンビニエンスストア等のキオスク端末(マルチコピー機)から取得できるサービスです。また、お住まいの市区町村と本籍地の市区町村が異なる方は、事前に申請することで戸籍証明書も取得できます。
※市区町村により取得できる証明書は異なります。
利用できる市区町村を調べるには、以下のURLより検索してください。
https://www.lg-waps.go.jp/01-04.html
コンビニ交付で取得できる証明書の種類は以下の通りです。その他の証明書につきましても、同様の操作で証明書を取得することができます。
証明書の取得方法
代表的な端末でマイナンバーカードを利用して証明書を取得する際の操作方法を説明します。その他の証明書につきましても、同様の操作で証明書を取得することができますが、キオスク端末により画面表示が異なります。
1 .店舗に設置されているキオスク端末(マルチコピー機)の画面に表示されている「行政サービス」ボタンを押す
2 .ご利用上の同意事項が表示されますので、「同意する」を選択
3 .行政メニュー「証明書の交付」を選択
4 .メニュー選択「証明書交付サービス」を選択
5 .キオスク端末の所定の場所にあるカード置場に、マイナンバーカード置く
6 .証明書を交付する市区町村を選択(今回の例では「お住まいの市区町村の証明書」を選択)
7 .マイナンバーカードの交付時に設定した暗証番号を入力し、本人確認を行う
8 .マイナンバーカードを取り外す(この操作以降、マイナンバーカードは使わないため置忘れにご注意ください)
9 .取得可能な証明書の一覧が表示されますので、希望の証明書を選択(今回の例では「住民票の写し」を選択)
10.証明書の交付種別を選択
11.証明書に記載する項目の有無を選択
12.証明書の必要部数を入力
13.入力した内容の最終確認を行う
14.必要部数分の証明書の交付手数料をコインベンダ(お金の投入口)に入金
15.証明書が必要部数分印刷される
16.証明書を取る(取り忘れ防止用の音声案内が流れ続けるため、音声停止用ボタンを押す)
17.領収書を取る
3.健康保険証利用
マイナンバーカードは「マイナ受付」のステッカー・ポスターが貼ってある医療機関・薬局で健康保険証として利用可能です。利用できる医療機関・薬局は厚生労働省のHPでも公開しています。
厚生労働省HP:https://www.mhlw.go.jp/stf/index_16743.html
健康保険証として利用するには、健康保険証利用の申込みが必要です(生涯1回のみ)。健康保険証利用の申込みを事前に行うには、マイナンバーカードとカードリーダー機能を備えたデバイス(スマートフォン、PC+ICカードリーダー)を用いる必要があります。その他、セブン銀行のATMでも申込が可能です。
【マイナンバーカードを健康保険証として利用するメリット】
4.不動産のオーナー様に関連するマイナンバーの提供
オーナー様へ物件の借主よりマイナンバーの提供依頼があることがございます。不動産のオーナー様に関連するマイナンバーの提供については、以前の記事でご紹介しています。なぜ必要なのか?注意点はあるのか?などを説明していますので、ぜひ併せてご確認ください。
マイナンバー提供について:https://skyc-socsp.jp/ownersclubsp_post87
5.まとめ
今回は、マイナンバーカードについてご紹介いたしました。今までは役所の対応時間内に行かなければ取得できなかった各種証明書が、コンビニで簡単に取得できるというのは、お仕事・学業でお忙しい方だけでなく、役所までの交通手段が限られる方や、足腰にご心配のあるご高齢の方など、幅広い国民にとって便利な制度だと感じました。健康保険証として利用できる場所も順次増えていく予定とのことです。マイナンバーカードの発行は義務ではありませんが、発行を迷われている方がいらっしゃいましたらご参考になれば幸いです。
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〈参考文献〉
マイナンバーカード総合サイト
https://www.kojinbango-card.go.jp/
オーナー様専用サイトに関するお問い合わせ
オーナーサポート部
フリーダイヤル:0120-336-269(平日 9:00~18:00)
メールアドレス:os@skyc.jp